FLASH DRY®SS TMPEシリーズ
FDSS TMPE BIOシリーズ
東洋インキグループは、さまざまな印刷に対応する再生可能な植物由来原料を用いたバイオマス製品を開発・提供しております。 業界に先駆けバイオマス成分を配合したUVバイオマススクリーンインキ「FDSS TMPE BIO シリーズ」をご紹介します。 洗剤、化粧品等の処理ポプロピレン、処理ポリエチレンボトル等の基材に対し、 優れた密着性と皮膜物性を有するUV硬化型スクリーンインキです。
乾燥硬化方式 |
UV硬化型 |
荷姿 |
1kg |
用途・機能 |
チューブ、ボトル、メーターパネル、アミューズメント、ディスプレイ、銘板、パッケージ、カード、プラ成型物、書籍、絶縁 |
基材 |
PC、ABS、PVC、処理PP、処理PE、塗装板、紙、ガラス、合成紙 |
基材(その他) |
処理ポリエチレン、処理ポリプロピレン、ポリエステルボトル |
印刷適性 |
レベリング性、硬化性、高速印刷性 |
塗膜外観 |
光沢、無黄変 |
塗膜物性 |
耐摩耗性 |
耐性 |
耐熱性、耐温水性、耐候性 |
塗膜強度 |
強靭な被膜、可撓性、高硬度 |
耐薬品性 |
耐酸性、耐アルカリ性、耐アルコール性、耐溶剤性、耐油性、耐ガソリン性、耐サンスクリーン性 |
電気特性 |
絶縁性 |
特性(その他) |
- 乾燥重量中に10%以上のバイオマス原料を含むバイオマスインキとして、一般社団法人日本有機資源協会の認定するバイオマスマーク(登録番号:200249)を取得しています。
- 高速印刷における紗抜けや細文字・細線の再現性に優れます。
- 密着幅が広いため、各種基材への展開が可能です。
- シリコン系添加剤未使用のため、重ね刷り適性に優れます、
|
仕上がり・質感・見た目効果 |
グロス(光沢) |
設定色 |
121紅、 151紅、 171紅、 193赤、 516朱、 228黄、 231黄、 262黄、 391藍、791草、 821紫、 662白、 911墨、 メジウム、エキステンダー |
熱乾燥硬化条件 |
硬化:120W/cmメタルハライドランプ1灯×10m/分 |
補助剤・添加剤・洗浄溶剤など |
- FDSS耐水添加剤―――――密着性・耐水性向上剤
- FDSS TMPE BIO レジウサー―――――粘度調整剤
- TU262FDSS増粘剤―――――粘度調整剤
- FDSS コンパウンド CBS―――――硬化性向上剤
- SSプレートクリーナーECOシリーズ―――――有機則非該当、PRTR 法非該当のスクリーン印刷用の版洗浄剤。SDは標準タイプで、QDは更に速乾性を高めたもの。
※FDSS TMPE BIO レジウサー以外の各種添加剤(密着向上剤・増粘剤・消泡剤・硬化促進剤等)を ご使用される場合は、108%を上限(インキ1kgに対して各種添加剤総量を80gまで)として下さい。 乾燥重量のバイオマス度を順守する必要がありますのでご留意願います。
|
インキ使用方法&注意事項 |
インキは攪拌後そのまま使用できますが、次の場合は補助剤によるインキの調整で対応してください。
- 耐水性
下記の要件の場合には「FDSS耐水添加剤」を3%添加してください。過少添加の場合は耐水性が十分に得られなく、また過多添加の場合は硬化性不良を招きますので、添加剤量は遵守してください。 1)適正なフレーム処理度(密着性と耐水性の両立)の維持管理が難しい場合。 2)製品が高温・高湿度雰囲気(浴室、台所等)で使用される場合。 3)充填工程にてパストライザー(ホットパック、温水シャワー洗浄等)がある場合。 4)高度な耐内容物が要求される場合。 尚、添加剤配合後の使用可能時間は常温で約12時間ですので必要量をインキに配合してください。 本品は空気中の水分とも徐々に反応しますので、使用後は密栓し、冷暗場所に保管しください。
- 粘度調整
※補助剤適正使用量 ・FDSS TMPE BIO レジウサー:インキに対して3~10%添加 ・TU262FDSS増粘剤:インキに対して0.5~1%添加 1)温度変化 UVインキは粘度の温度依存性が高く、特に低温になりますと、粘度(又はタック)が増大しインキの転移性が低下しますので、FDSS320レジウサーを併用し粘度を調整してください。また、細線・文字太りや版ダレが生じる場合は、TU262FDSS増粘剤で調整してください。 2)印刷速度 高速印刷になるほど、粘度(タック)を低くし転移しやすくする必要があります。 上記1)と同様、レジウサー等を転移状態に応じて添加ください。
- 保管
紫外線や熱により重合(ゲル化)しますので、密閉容器にて換気良好な冷暗場所(25℃以下)に保管してください。
- 重ね刷り間の密着性
1色目の下刷りインキが過剰に硬化された状態で2色目を印刷すると、インキ間での密着性が不十分となる場合があります。その場合は、下刷りインキの硬化度合いをUVランプ出力の調整等で行なってください。
|
物性 |
試 験 片 :ポリエチレン理度 600μN/cm) 供試インキ :FDSS TMPE BIO 391 藍 + FDSS耐水添加剤3% 使用スクリーン:380メッシュ ナイロン版 硬化 :120W/cmメタルハライドランプ1灯×7m/分
|
ご使用にあたってのお願い事項 |
- 本資料は、弊社試験データの一例であり印刷・加工条件、基材等によって得られる性質は異なりますので保証するものではありません。
ご使用に際しましては、その用途を含め十分にご確認ください。
- 本製品を取扱う前には必ず「製品安全データシート」を読み、取扱に注意してください。
- 本製品を海外に輸出する場合は必ず弊社までご確認戴けますよう、よろしくお願い申し上げます。
|