紙用耐油・耐水コーティング剤 FILLHARMO(フィルハーモ)®
包装容器の脱プラ時代に安全で美味しさを長持ちさせる包装ソリューションをご提案します
包装容器を取り巻く環境
脱プラスチックへの動き
1.COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)による温室効果ガス削減の推進
- 2016年COP21パリ協定:温室効果ガス排出量削減目標を設定、日本は2013年比で2030年までに46%削減の目標(2021年4月22日報道より)
- 2018年COP24:2020年パリ協定実施に向けて具体的な施策を決定
⇒グローバル企業だけでなく、全ての国内企業にも対応が求められる
2.プラスチックごみの問題
約80%は埋め立て、リサイクルはわずか9%、残りは海洋流出。また、プラスチック生産量全体の約36%が包装容器と言われている〔UNEP(国連環境計画)報告書〕
約80%は埋め立て、リサイクルはわずか9%、残りは海洋流出。また、プラスチック生産量全体の約36%が包装容器と言われている〔UNEP(国連環境計画)報告書〕
⇒プラスチックごみ削減に向けて包装容器業界の対応に世界中が注目
日本及び世界の化学物質規制
1.厚生労働省食品包装用器具・包装容器のポジティブリスト制度開始
※令和2年4月28日公布
⇒食品の包装用器具・容器の安全性が従来より求められる時代になる
2.米国でのフッ素化合物の規制
アメリカ環境保護庁(EPA)は飲料水中のパーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)の規制を含む規制決定案を公表した
⇒世界的にフッ素に対する規制が厳しくなっている
FILLHARMO®の特長
紙包装化の課題
- 食品の油や水分が染み出て手が汚れてしまう
- 食品に直接触れるから食品衛生法遵守など、安全性が心配
- 紙だから熱融着加工ができないのでは
食品接触可能な紙用耐油・耐水コーティング剤FILLHARMO(フィルハーモ)®で解決できます
FILLHARMO®の特長
- 紙にコーティングすることで耐油性・耐水性が向上します
※ヒートシール(熱融着)性を有する製品もラインアップ - ポリエチレンラミネートと比較し、プラスチックの削減ができます
- 食品法規に準拠した製品をラインナップしています
改正食品衛生法(日本)、米国FDA(§176.170)、中国GB(9685-2016) - フッ素系材料不使用で安全性が高い非危険物の水性コーティング剤になります
- 適度な通気性で蒸れを防ぎ、食品の”できたて感”を保ちます
包装容器への使用例
例①:紙ポリエチレン包装のポリエチレン削減
※CO2削減数量詳細の資料がダウンロード資料にて確認できます
例②:プラスチック包装の紙容器化
食品包装容器以外にも採用されています
製品ラインナップ
FILLHARMO® NS |
FILLHARMO® GS |
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組成 | アクリル | スチレン・アクリル |
耐油・耐水性 | 〇 | ◎ |
ヒートシール性 | ◎ | 〇 |
FDA | §176.170 §176.340 |
§176.170 §176.340 |
特長 | ヒートシール性 | 耐油・耐水性 |
お問い合わせ
トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 アドレ営業部
TEL:03-3272-0764