製品・ソリューション

ベニバナ黄色素

ベニバナ黄色素イメージ
植物由来天然色素「リオフレッシュ® カラー」は、食品添加物着色料製剤として、食品、化粧品、染色用途に広く使われております。
代表製品であるベニバナ黄色素は、キク科のベニバナ(Carthamus Tinctorius L.)の管状花より抽出して得られる黄色色素で、主成分はフラボノイド系のサフロミンです。原料である紅花は、主として中国、インド等で栽培され、着色料は飲料、冷菓、漬物、菓子、デザートなどに使用されています。

製品の外観・性状と主な用途

エロー800 エロー600 エロー270 エローSP20
性状 黄褐色液体 黄褐色液体 黄褐色液体 黄色粉末
溶媒/賦形剤など エタノール エタノール エタノール、食品素材 微結晶セルロース
容量単位 10kg 10kg 10kg 1kg
主な用途 各種飲料(清涼飲料、チューハイ、リキュール等)、冷菓、菓子、キャンディ、ジャム、ゼリー、漬物、製麺など
※青色系色素との混色で緑色系色素でもご使用いただけます。
タブレット菓子や健康食品などの打錠品、糖衣、チョコレートなど

特性

色調

pH2~7で青みの黄色を呈し、ほとんど色調変化がありません。
アルカリ性でわずかに赤みを増します。
濁りや沈殿が少なく、鮮明な色調の配色が可能です。

溶解性

水・プロピレングリコールに可溶で、油脂には不溶です。

風味

わずかに紅花特有の臭いがあります。

金属イオンの影響

金属イオンの影響については、ほとんど影響を受けません。ただし、Fe2+、Fe3+では色調がやや黒ずむ傾向がありますので、鉄分には配慮する必要があります。

薬剤による影響

次亜塩素酸Naにより退色します。アスコルビン酸の添加で、耐熱性、耐光性が向上します。

使用上の注意

保存方法

できるだけ遮光して冷所にて保管してください。

食品への表示例

紅花色素、フラボノイド色素、着色料(紅花黄、もしくは、フラボノイド)

使用基準・注意事項

  • 本品は下記の食品には使用できません。
    1. こんぶ類、食肉、豆類、野菜、わかめ類(加工食品除く)
    2. 鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類
  • 鉄イオンにより褐変します。
  • 澱粉への染着性は良好ですが、蛋白への染着は弱くなります。
  • 主成分がポリフェノール類の為、クチナシ青色素との配合など、タンパク質が多く含まれる色素等との配合の際には沈殿等にご注意ください。

お問い合わせ

トーヨーケム株式会社 L&H事業推進部

トーヨーケム株式会社