ベニバナ赤色素
植物由来天然色素「リオフレッシュ® カラー」は、食品添加物着色料製剤として、食品、化粧品、染色用途に広く使われております。
代表製品であるベニバナ赤色素は、キク科のベニバナ(Carthamus Tinctorius L.)の管状花より抽出して得られる赤色色素で、主成分はフラボノイド系のカルタミンです。原料である紅花は、主として中国、インド等で栽培され、着色料はチョコレート、和菓子、口紅などに使用されています。
代表製品であるベニバナ赤色素は、キク科のベニバナ(Carthamus Tinctorius L.)の管状花より抽出して得られる赤色色素で、主成分はフラボノイド系のカルタミンです。原料である紅花は、主として中国、インド等で栽培され、着色料はチョコレート、和菓子、口紅などに使用されています。
製品の外観・性状
レッドCR | レッドCRO-30 | レッドCRO-30P | |
---|---|---|---|
外観・性状 | 赤色粉末 | 赤色油分散性固形物 | 赤色油分散性ペースト |
賦形剤など | 微結晶セルロース | テンパリングタイプ ハードバター油脂使用 |
フィリング用油脂使用 |
特性
色調
pH2.0~7.0の範囲で鮮明な赤色を呈し、アルカリ性で橙色となります。
タンパク質(乳タンパクなど)により変色しません。
光に対しては非常に安定で、加熱使用に際しては75℃以下で短時間であれば使用可能です。
溶解性
水・油脂に分散し、希アルカリ炭酸塩、エタノール、プロピレングリコールに溶解します。
風味
無味、無臭であり、着色する食品への影響はありません。
金属イオンの影響
金属イオンの影響については、ほとんど影響を受けません。ただし、Fe2+、Fe3+では色調がやや黒ずむ傾向がありますので、鉄分には配慮する必要があります。
薬剤による影響
アルカリ性では(カ性ソーダ、アンモニア等)急激に赤色から橙色に変化します。 酸性では(酢酸、酒石酸、クエン酸、アスコ ルビン酸)変色は起こりません。
主な用途と使用量
用途 | レッドCR | レッドCRO-30 | レッドCRO-30P |
---|---|---|---|
アイスクリーム・冷菓 | 0.2~0.5% | - | 0.6~1.5% |
乳製品 | 0.2~0.3% | - | |
チョコレート | 0.6~1.5% | ||
バタークリーム | - | ||
ソフトキャンディ | - | ||
糖衣 | 0.5~3.0% | - | - |
麺・和菓子 | 0.2~1.0% | - | - |
タブレット菓子、打錠品 | 0.2~1.0% | - | - |
使用上の注意
保存方法
直接日光の当たらない冷暗所に保存してください。
(レッドCR以外は、20℃以下にて保存してください)
食品への表示例
紅花赤色素、紅花色素、フラボノイド色素、着色料(紅花赤)、着色料(フラボノイド)
使用基準・注意事項
- こんぶ類、食肉、豆類、野菜、わかめ類(これらの加工食品は除く)
- 鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類
- 熱処理は低温で、殺菌は短時間で行ってください。
お問い合わせ
トーヨーケム株式会社 L&H事業推進部
TEL:03-3272-0902