塩ビ基材向け耐可塑剤性水系粘着剤
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塩ビ基材の可塑剤移行を防止し、粘着力低下を抑制できる水系粘着剤です。水系のため環境にやさしく、作業環境の改善にも貢献します。
またF☆☆☆☆相当のホルムアルデヒド放散量である事を確認しており、屋内用途の内装材などにも安心してご使用いただけます。
またF☆☆☆☆相当のホルムアルデヒド放散量である事を確認しており、屋内用途の内装材などにも安心してご使用いただけます。
可塑剤移行防止による粘着力低下抑制技術
可塑剤による粘着剤への悪影響
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塩ビ基材に含まれる可塑剤が粘着剤に移行することで粘着力が低下し、貼り付け後に浮きや剥がれを引き起こす場合があります。
- 塩ビ:ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride:PVC)
- 可塑剤:塩ビなどの樹脂を柔らかくするための添加剤
可塑剤耐性技術
従来の水系粘着剤とは異なる特殊な組成設計により、塩ビ基材に含まれる可塑剤の粘着剤への移行を防止し、粘着力の低下を抑制することに成功しました。

耐可塑剤性水系粘着剤
経時粘着力 比較データ
塩ビ基材の粘着塗工サンプルは、汎用水系粘着剤を用いると経時で大幅に粘着力が低下しますが、
新製品BPW 6613、BPW 6614を用いると溶剤タイプの耐可塑剤性粘着剤と同等以上に粘着力低下を抑制できます。

- 塗布量:16±1g/m2、基材:塩ビフィルム(可塑剤15%含有)、養生:室温1週間、被着体:研磨SUS、貼付24時間後
製品特徴
- 有機溶剤を含まないため環境にやさしく、屋内用途向けの製品にも使用できるほか、作業環境の改善にも貢献します。
- F☆☆☆☆相当のホルムアルデヒド放散量である事を外部機関試験で確認しています。
- 1液型タイプのため硬化剤の配合工程が不要です。
BPW 6613 | BPW 6614 | |
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粘度[mPa・s]B型 #4, 60rpm | >10,000 | 4,000 |
粘度[mPa・s]B型 #4, 6rpm | 24,000 | ― |
タイプ | 高粘度タイプ ハケ塗工用 |
粘度調整タイプ コーター塗工用 |
使用方法 |
常温乾燥可 |
テープなどへ加工可 |
用途例

・ホルムアルデヒド非含有壁紙などの内装材
・マーキングフィルムなどの建築外装
・ワイヤーハーネスなどの自動車部材
・ビニールハウス補修テープなどの農業資材
・マーキングフィルムなどの建築外装
・ワイヤーハーネスなどの自動車部材
・ビニールハウス補修テープなどの農業資材
耐可塑剤性粘着剤のラインナップに関してはこちらもご参照ください。
お問い合わせ
トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 営業1部
TEL:03-3272-0940