高品質な付箋に最適な微球水性粘着剤
しっかりくっつき、糊残りや被着体破壊が生じにくい設計で、付箋の高品質化に貢献します。
高品質な付箋をつくるポイント
品質の良くない付箋は、粘着力が弱く貼っている間に剝がれてしまう、または粘着力が強く剥がす際に糊残りや被着体破壊(紙破れ)が起きることがあります。
高品質な付箋をつくるには、被着体にしっかりくっつき再剥離性が良好な粘着剤の選定がポイントです。
付箋に使用される 微球水性粘着剤とは
付箋には一般的に微球水性粘着剤が使用されています。
微球粘着剤はバインダー樹脂と微球体でできており、微球体がバインダー樹脂の接地面積を減らすことで、粘着力と再剥離性を両立させています。
新製品 BPW 6734の特長
当社の微球体の設計技術により、従来困難だった粘着力向上と再剥離性維持を両立させることができ、高品質な付箋づくりを可能にします。
大粒子径の微球体で粘着力向上
微球体の粒子径が小さい場合、バインダーが微球体表面を被覆しきれず粘着力の低下がみられます。
一方でBPW 6734は大粒子径の微球体を使用しており、バインダーの比表面積が高くなるため粘着力が高くなります。
新製品 BPW 6734
微球体の粒子径が大きく、バインダーの比表面積が大きい
→粘着力が高い
通常品質の付箋
微球体の粒子径が小さく、バインダーの比表面積が小さい
→粘着力が低下する
粘着力データ
BPW 6734は1回貼付後に高い粘着力を示すだけでなく、50回貼付後でも粘着力を維持できます。
しっかり被着体にくっつき剥がれづらい付箋を実現します。
通常品質付箋Aは、再剥離性が悪く被着体破れが発生したため、50回貼付後に粘着力が低下しています。
微球体の遍在で再剥離性向上
微球体同士の間隔が狭く凝集していると、糊残りや被着体破壊を起こすなど再剥離性が悪くなります。
一方でBPW 6734は微球体同士の間隔が広いため、再剥離性が良好です。
新製品 BPW 6734
・粒子径が大きい
・微球体同士の間隔が広い
通常品質 付箋A
・粒子径が大きい
・微球体が凝集している
通常品質 付箋B
・粒子径が小さい
・微球体が凝集している
再剥離性データ
50回貼付後の被着体を観察すると、通常品質付箋では粘着力を上げると被着体破壊が見られるのに対し、BPW 6734は糊残りや被着体破壊が見られません。
綺麗に剥がせる高品質な付箋を実現します。
新製品 BPW 6734
再剥離性◎
通常品質品A
再剥離性×
被着体剥離が見られます
通常品質品B
再剥離性○
想定用途
付箋以外にも保護フィルム、マスキングテープ、ライナーレスラベルなどさまざまな用途に使用できます。
保護フィルム
マスキングテープ
ライナーレスラベル
粘着剤については用途を限定するものではございません。
各分野でご検討の皆様とぜひ意見交換させていただきたく、よろしくお願いいたします。
お問い合わせ
トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 営業1部
TEL:03-3272-0940