体外診断薬用機能性ポリマー「Sciforiem®（サイフォリーム） PL 1000シリーズ」が栄研化学に採用

～体外診断薬による疾病診断の更なる精度の向上と品質安定化に貢献～

artience株式会社（代表取締役社長　髙島　悟、東京都中央区）が開発した体外診断薬用機能性ポリマー「Sciforiem®（サイフォリーム） PL 1000シリーズ」が、体外診断薬の総合メーカーである栄研化学株式会社に採用されました。

体外診断薬とは、疾病の診断に使用することを目的とする医薬品のうち、人または動物の体に直接使用されることのないものです。血液や唾液、尿などの試料を使用して検査を行います。より微量の試料で、より迅速に、より正確な診断ができることが求められています。

このたび栄研化学に採用された「Sciforiem® PL 1000シリーズ」は、artienceグループ独自のポリマー設計技術と分散技術を応用した、動物由来の原料を用いていない合成ポリマーです。抗原抗体反応の検出に用いる基材へのコーティングや反応試薬への添加により、ターゲット物質の非特異吸着を抑制する、検出感度を高める、タンパク質の構造を安定化するなどの効果を発揮します。これらの機能を活かし、体外診断薬用のブロッキング剤やタンパク質安定化剤の他、生体分子を取り扱う研究分野の試薬の添加剤など、多様な用途での利用が可能です。
今回、従来品よりも高い安定性と優れた機能性を発揮することが評価され、採用に至りました。

artienceグループは、色材やポリマー等の素材設計技術および分散技術をバイオサイエンスの分野に応用した素材やサービスの提供を通じて、疾病の早期発見や生活者のQOL向上といった医療分野における課題の解決に貢献し、心豊かに暮らすことのできる社会の実現を目指します。

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