「ポリマー設計」の応用技術塗装代替材料

技術概要
製品事例

技術概要

近年、複層コートがなされる塗装工程は、乾燥・焼付工程が繰り返し必要なため製造時間やエネルギーコストがかかり、環境負荷が問題視されるようになってきました。中でも、自動車の塗装については、使用環境が過酷であることや、ボディや内装は意匠性や高級感が求められることから、塗装代替技術の構築は難度の高いものとなります。しかしながら、当社グループはカーボンニュートラルな社会の実現には、塗装代替技術の構築が必要不可欠と考えます。
そこで当社グループでは、長年取り組んできた必要な部分にのみ加飾できるという印刷の強みを生かしながら、塗装工程よりも省エネルギー化を実現する技術開発に取り組んでいます。この取り組みではグループ内で連携して、色材設計、ポリマー設計、分散、塗加工のコア技術を駆使して進めています。
塗装塗膜よりも低膜厚で意匠性が高く、厳しい使用環境でも耐えうるマーキングフィルム製品を取り揃えるほか、フィルムの構成材料であるグラビアインキやハードコート剤を提供しています。