超強粘着インクジェットメディア ダイナカル®ウォールメディア

トーヨーケム自社設計の「超強粘着」粘着剤を使用
壁紙や化粧シートなどの難接着下地へ直接貼ることが可能なインクジェットメディア

• 製品概要
• 難接着下地へのシート施工 課題とリスク
• 課題解決POINT
• 用途例
• 製品ラインナップ

製品概要

「ダイナカル®ウォールメディア」とは？

超強粘着インクジェットメディア「ダイナカル®ウォールメディア」とは、トーヨーケム自社設計の高品質塩ビ基材、アクリル系粘着剤を組み合わせて開発した純国産のインクジェットメディアです。
超強粘着の粘着剤を使用しているため、壁紙や化粧シートなど難接着下地へ直接施工いただくことが可能です。

難接着下地へのシート施工　課題とリスク

難接着下地へ インクジェットメディアを施工する際は 様々な課題・リスクが発生します。

施工後にインクジェットメディアが剥がれてしまうリスクがある

壁紙や化粧シートは、一般的なインクジェットメディアでは接着力が出づらい下地となります。
そのため、施工後に剥がれ等のトラブルが起きやすく、場合によっては再施工を要する可能性もございます。

板材・両面テープなど補助材料が必要

難接着下地とシートの接着力を高めるために、板材や両面テープといった補助材料が必要になります。
余計な作業時間や費用が発生する上、余分な材料を使うことで資源の無駄遣いにもつながってしまいます。

施工前のプライマー処理

難接着下地にシートを施工する際、予めプライマーを用いて下地処理を行う必要があります。
またプライマー処理を行う場合、不快な臭気が発生することにより人体に影響を及ぼす可能性もございます。

ダイナカル® ウォールメディアは、これらの課題を解決します

課題解決POINT

「超強粘着」粘着剤を使用

トーヨーケムのポリマー設計・塗加工技術を活かして開発したアクリル系粘着剤が、壁紙や化粧シートなどの難接着下地に対して高い粘着力を発揮します。
施工時及び施工後のシート剥がれリスクを軽減すると同時に、下地へのプライマー処理、補助材料の板材・両面テープが不要となることで、作業の効率化を実現します。

また、「ダイナカル®ウォールメディア」に使用されている粘着剤は、自動車内装部品固定用として実績のある粘着剤を横展開したものとなります。
厳しい品質要求をクリアした粘着剤を使用した製品であるため、安心してお使いいただくことができます。

バイオマスマークを取得

「ダイナカル®ウォールメディア」に使われている粘着剤は、超強粘着という点に加え、一般社団法人日本有機資源協会が定める「バイオマスマーク」を取得しております。
バイオマスマークを取得した粘着剤を使用しているため、環境に配慮した製品であることを訴求することができます。

※バイオマス粘着剤：植物由来の資源を原料の一部に使用して製造した粘着剤です。
製品の乾燥重量中に占めるバイオマス原料の割合を、「バイオマス度」として表します。

低VOC

昨今の内装材選定では、低VOCが必須となっております。
「VOC」はシックハウス症候群や化学物質過敏症の原因とされており、一定レベル以上の吸入により呼吸器に影響を与え、喘息・気管支炎等の障害を引き起こす可能性があるためです。

「ダイナカル®ウォールメディア」は低VOC粘着剤を採用しており、内装装飾向けインクジェットメディアとして安心してお使いいただける材料となっております。

※VOC：Volatile Organic Compounds　（揮発性有機化合物）

用途例

プリンターで絵柄を印刷し、壁紙に直接施工

キッズスペースの内装装飾用材料としてご採用いただきました。
下地の壁紙にしっかり貼り付いております。
低VOCのため、安心してご使用いただけることも採用ポイントの１つとなりました。

捨て貼り

粘着力が弱いシートも、ダイナカル®ウォールメディアを活用することで難接着下地への施工が可能になります。
ダイナカル®ウォールメディアは、屋内装飾の幅を広げる材料です。

製品ラインナップ

「ダイナカル®ウォールメディア」製品ラインナップ

基材・糊色の組み合わせで、計３種類のラインナップがございます。
用途やお好みに応じて、製品の仕様をお選びいただくことが可能です。

「ダイナカル®ウォールメディア」構成

「ダイナカル®ウォールメディア」物性表

DT-J910G

DT-J913MG

DT-J988N