製品・ソリューション

高耐久ウレタン系構造用接着剤

LIOWELD® Uシリーズ

自動車関連部品では、電動化・軽量化やプロセス効率化のため、ボルトなどの機械締結や溶接から接着剤による接合を検討する機会が増えています。さらに基材としては樹脂やアルミなどの軽量化素材の採用が増えており、異種材接合への対応が求められています。
当社の構造用接着剤は、独自の樹脂設計技術により過酷環境下や異種接合に適した耐久性と柔軟性を有しており、さらに低エネルギーと生産効率の向上に最適な室温硬化が可能です。

特長

  • 柔軟性:優れた応力緩和性を有し、異種接合やシール剤として最適
  • 耐衝撃性:高靭性(高柔軟/高強度)塗膜設計による、優れた耐衝撃性
  • 耐久性:120℃以上の耐熱性と優れた耐湿熱性
  • 室温硬化:環境に配慮した設計で、室温硬化が可能
  • プライマーレス:アルミや樹脂材料(CFRPなど)をプライマー処理不要で強固に接着

用途例

柔軟性・耐久性を活かした、自動車車体やEVバッテリーケーなどの各種部品、さらに耐熱性を活かしてエンジンやモーター周辺部品、電子機器などにご使用いただけます。

車体、バッテリーケース、エンジン・モーター周辺部品

車体、バッテリーケース、エンジン・モーター周辺部品

電子機器

電子機器

特性・データ

高柔軟・高強度塗膜

当社独自のポリマー設計により、これまでにない異種材接合に適した高柔軟・高強度の塗膜を実現しました。

柔軟性と強度のデータ

線膨張係数の異なる炭素繊維複合材や金属、プラスチック基材の間で生じる熱膨張差に起因する応力を緩和する特性に優れます。

熱膨張差に起因する応力特性イメージ

優れた耐衝撃性

独自の高靭性(高柔軟/高強度)塗膜設計により、優れた耐衝撃性を有しています。

ウレタン系
当社開発品
見出し (1液)エポキシ系
他社汎用品
せん断接着強度
(SPCC)
26.0 MPa 38.0 MPa
耐衝撃性試験 5回以上で破壊無し 1回で破壊

※ 基材変形のため落下試験5回で評価中断

耐衝撃試験条件 試験方法:耐おもり落下性試験(デュポン式落下衝撃試験機)
重り:500g
落下高さ:30cm
試験温度:25℃
試験片形状 基材:SPCC-SB(脱脂処理なし)、寸法100mm×25mm×厚み2mm
接着面積:8mm×25mm
接着剤厚み:120μm
接着条件 接着剤
  1. 当社開発品(ウレタン系 2液硬化接着剤)
  2. 他社 構造用接着剤(エポキシ系 1液加熱硬化接着剤
硬化条件
  1. 23℃20分⇒210℃30分(電着塗装炉を想定)
  2. 130℃60分(メーカー推奨範囲)

優れた耐久性

高温環境下(120℃)、高温高湿下(85℃85%)においても優れた耐久性を有しています。

120℃耐久性データ
120℃耐久性データのグラフ
85℃耐久性データ
85℃耐久性データのグラフ

室温硬化性

環境に配慮した設計であり、室温硬化による低エネルギー高効率プロセスを可能にします。

せん断強度の時間変化データ(~3時間)
せん断強度の時間変化データ(~3時間)のグラフ
せん断強度の時間変化データ(~7日間)
せん断強度の時間変化データ(~7日間)のグラフ

塗布方法

  • ディスペンサー、ハンドガンによる塗布
ディスペンサーによる塗布イメージ
ハンドガンによる塗布イメージ

2分で分かる解説動画

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東洋モートン株式会社

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