製品・ソリューション

強接着/室温硬化ウレタン系放熱接着剤

LIOWELD® Tシリーズ

CASE開発に伴い自動車に搭載される電子部品は益々増加し、加えて高機能化が進んでいます。また、第5世代移動通信システム「5G」への移行の中で、通信端末や通信機器に搭載される光モジュール・各種半導体デバイスも高性能化しており、これまで以上に電子デバイスより発せられる熱への高度な対策が求められています。
その中で東洋モートンでは、長年培ってきたウレタン樹脂・接着技術と分散技術により、優れた接着力と塗工性、安定した熱伝導性を有する、室温硬化型の放熱接着剤をご提案いたします。

特長

  • 室温硬化、低粘度の優れた作業性
  • 優れた接着力
  • 150℃環境での長期耐安定性
  • アルミニウムへプライマーレスで接着可能

ラインナップ

品名 主剤 T-201A T-203A T-204A
硬化剤 T-201B T-201B T-204B
特長 標準品 速硬化 低粘度
混合比(体積) 主剤/硬化剤 100/50 100/100 100/100

粘度

(@25℃)

主剤 300 Pa・s 50 Pa・s

30 Pa・s

硬化剤

50 Pa・s

50 Pa・s

30 Pa・s

熱伝導率 3.2 W/m・K 2.2 W/m・K 1.1 W/m・K
接着強度(AL) 7 MPa 6.5 MPa 6.5 MPa
初期接着時間(25℃) 60 分 20 分 65 分
標準硬化時間 25 ℃ / 1-2 日 25 ℃ / 1-2 日 25 ℃ / 1-2 日
可使時間 20 分 10 分 20 分
硬度 D70 D80 D65
体積抵抗率 >1014 Ω・cm >1014 Ω・cm >1014 Ω・cm
長期耐熱温度 150 ℃ 150 ℃ 150 ℃

特性・データ

柔軟・しなやかな塗膜

当社 ウレタン系放熱接着剤

当社 ウレタン系放熱接着剤

他社汎用品 エポキシ系放熱接着剤

他社汎用品 エポキシ系放熱接着剤

耐久性

長期耐熱安定性(150℃)、耐湿熱性に優れ、モビリティ、電子部品など幅広い用途に適用可能です。

耐久性の比較データのグラフ

接着強度

室温での速硬性化に優れ、生産効率の向上に貢献します。

接着強度立ち上がりの比較データのグラフ

用途例

  • バッテリーセル/パッケージの固定
  • 電子部品の固定、ポッティング
電子部品(プリント基板)

電子部品(プリント基板)

電気自動車バッテリー

電気自動車バッテリー

接着強度、室温硬化性に優れた放熱接着剤であり、モビリティ、電子部品など幅広い用途でのご使用が可能です。
放熱接着シートの代替やボルトでの固定を不要にし、軽量化や設計の自由度向上、生産プロセスの効率化に貢献します。

お問い合わせ

東洋モートン株式会社

東洋モートン株式会社