interview
仕事で得られること
S.Y
トーヨーケム株式会社
川越製造所 ポリマー生産部 生産1課
2014年入社
機械工学科
スキルチャート：入社当時
就職とともに北海道から上京。学生時代は機械工学を学んでいたため、入社時点では化学系の知識がほとんどないところからのスタートでした。
Qartienceで得られたことは？
常に学びの連続という
成長機会が得られました
ポリマー生産部に所属し、レトルト食品の包装材料などに使用されるポリエステル系接着剤や、グラビアインキの原料となるウレタン樹脂の生産業務を担当しています。現在はチーフとして、生産の実務作業を行うほか、若手社員のサポートや育成なども任されています。
この仕事で何よりも大切なことは第一に安全の確保であり、事故を起こさないようにルールをしっかりと守ることが大前提です。そして化学反応を扱う仕事であるが故、生産数量や気候に代表される生産条件の違いや設備など、色々な事に気を配る必要があります。安定したモノづくりを行っていく上では幅広い知識や経験が必要です。生産業務は、常に学びの連続だと感じています。
Qどうやって得たの？
「もっと深く知りたい」
という思いを持ち続けてきました
あらゆるジャンルの歴史を勉強することが好きで、ある時お菓子の歴史について調べていたところ、包装の歴史の中で当社のことを知りました。私は機械工学科出身で化学に関する知識はありませんでしたが、当社の選考の中で機械に強い人材も求めていることを知り、入社を決めました。
最初に配属された部門ではインキの生産を行っておりましたが、インキの原料がどう作られているかを深掘りして知りたいという考えから、自らの希望でインキの原料を生産する現在の部門に異動してきました。インキとポリマーで生産方法は異なりますが、周囲の人たちと協力しながら業務を進めるチームワークや、生産業務におけるプロセス等の知識については、今の業務でも生きています。
Qartienceだから得られたことは？
日々、発見の連続の中で
働けているということ
業務を通じて化学や設備、システムに関する知識を身につけることができました。特に新製品に関する会議の場で生産時の問題点を指摘し、解決方法の提案ができるようになった時には成長を実感しました。
ただ、私自身はまだ「十分な知識を得られた」とは考えていません。ひとつのことを学び理解したと思っても、そこから派生して次に学ぶべきことが出てくるからです。例えば、ある化学反応を理解すると、関連する他の製品や設備にも興味が湧き、視野がどんどん広がっていくことが多々あります。このように、日々発見の連続の中で働けることは、当社だから得られている経験かもしれません。
Qこれから何を得たい？
生産のプロフェッショナルをめざし、
国内外の知識を身につけたい
現在の部門で他の生産業務も学び、自分が関わることができる製品を増やしていきたいと考えています。当社には、年齢を問わず重要な仕事を任せてくれるとともに、チームでサポートしようとする風土があります。このようにチャレンジしやすい環境で、自分が持つ知識の幅をさらに広げていき、将来的には生産のプロフェッショナルになることを目指しています。
また、海外の生産現場にも興味があります。当社では海外出張や海外赴任の機会もあるため、まずは国内で生産の知識を身につけ、ゆくゆくは海外にも挑戦して新しい知識を身につけたいと考えています。
Qあなたは、何を与えられる？
自らの体験を通じて、
後輩の育成にも貢献したい
私が携わっているポリエステル系接着剤は、主にレトルト食品の包装材などに使われているため、目で見てすぐにわかるようなものではありません。目立たないかもしれませんが、多くの人が知らない間に使っているものであり、私たちの暮らしの中で必要不可欠な存在です。その点では「縁の下の力持ち」と言えますので、自分の仕事に誇りを持ち、これからも社会を支えていきたいと考えています。
個人的には、まだまだ知識が不足していると感じつつも、チーフとして人材の教育に関わる中で、自分が以前行き詰まった経験と同じような悩みを抱える新入社員と出会うことがよくあります。これからも自身の経験をもとにし、後輩たちの成長も支えていきたいと思っています。
スキルチャート：現在
知識は向上したものの、まだ道半ば
人間関係に恵まれて充実した日々を送れています
化学系の知識は業務を通じて理解を深めることができましたが、学ぶほどに新たな疑問が生じ、今も学び続ける日々です。同僚との人間関係も良好で働きやすく、プライベートでも同じ趣味の仲間ができたため、公私ともに充実した日々を送っています。
