work社員インタビュー

interview

仕事で得られること

C.S

東洋インキ株式会社
機能材開発研究所
2016年入社
工学部 化学・バイオ工学科 化学工学専攻

スキルチャート:入社当時

学生時代の専攻をそのまま生かすよりも、新しい挑戦がしたいと考えて当社に入社したため、化学や高分子の基礎知識以外は未知数でした。最初は馴染みのない土地への配属で寂しさを感じましたが、すぐに職場に打ち解けることができました。

スキルチャート:入社当時

Qartienceで得られたことは?

環境負荷軽減に貢献できるテーマに挑戦し、
材料合成、評価技術や要因を解明する力が得られました

機能材開発研究所は、長期的なスパンで基礎研究を行うR&D部門と、お客様に近い製品開発部門の間を担う組織として、3〜5年後を見据えた新しい素材の探索を行っています。私の担当ミッションは、建築材料に使用されているトップコート剤を自動車の外装用に展開することです。
自動車に塗装をする際には乾燥・焼き付け工程がありますが、繰り返し何度も行う必要があるため、エネルギーコストの観点から環境負荷が問題視されています。そこで当社では、省エネルギー化の実現に向けて、これまで培った印刷の強みを生かし、自動車の加飾や保護を可能とする積層フィルム製品群の開発に取り組んでいます。製品開発部門ではお客様の直近の課題への改良対応を行っているのに対し、私が所属する機能材開発研究所では新素材の探索や要因解明を担っています。未来に目を向けた素材・製品開発を行う上では、お客様の直近の課題を踏まえる事がもちろん必要です。製品開発部門の技術メンバーとも連携しながら自動車外装という新しい用途への展開に挑戦しています。この挑戦を通して、これまでにない材料合成や評価技術、要因を解明する力が得られている実感があります。

仕事風景

Qどうやって得たの?

R&D部門での
基礎研究の経験が生かされています

入社後最初の配属は現在のR&Dにあたる部門で、計画立案、仮説立案・検証方法、装置の使用方法など多くのことを学びました。特に、なぜこの結果が生じたかを明らかにするための要因解明を通じて、「適切な実験・解析を行い、裏付けデータを示すこと」の大切さを体感しました。入社6年目には、より最終製品に近い仕事に携わりたいと考え、自らの希望で現在の部門に異動しました。これまでよりも最終製品に近い立ち位置になりましたが、研究所に所属する立場として要因解明は重要な役割の一つであり、R&D時代に経験してきた一連のプロセスが、現在の開発に生かされています。

Qartienceだから得られたことは?

多様なバックグラウンドを持つ
仲間の知見を取り入れながら
問題解決に取り組めるのは
artienceだからです

普段の研究では製品開発部門やマーケティング部門と連携することが多く、マーケティング部門がマーケットやお客様から情報を集めて設定した目標スペックに向けて、製品開発部門と連携しながら改善検討を行います。部門を超えて連携し、目標スペックを達成できた時には大きなやりがいを感じます。このように業務上直接連携する部門と協力することはもちろんですが、業務上のつながりに関わらず他部門に相談しやすい環境が整っていることも当社の魅力の一つだと感じています。例えば、R&D部門の解析技術研究所は私たちのデスクの隣にあり、解明したい内容を相談すると、装置の活用方法や結果に対する考察の助言をもらうことができます。このように多様なバックグラウンドをもつ仲間が身近にいて、親身に相談に乗ってくれる方が多い環境です。
私の担当テーマである外装用トップコート剤についても、自分だけで抱え込むのではなく、悩んだときは周囲の人に相談するようにしています。自分の頭で考えることは重要ですが、人に聞いたり、議論することで思わぬ解決策や新しいアイディアが見つかることは多くあります。

仕事風景

Qこれから何を得たい?

技術者としての幅を広げるため、
製品化や量産化という経験を得たいです

材料合成を行いながら要因解明にも取り組み、目標達成を目指す研究の仕事が自分の性格に合っており、やりがいも感じるため今後も続けたいと思っています。一方、技術者として成長するためにはこれまで経験したことがない製品化や量産化に携わり、視野を広げていく必要があるとも考えています。
当面は現在開発している新しい素材のトップコートのスペックを向上させ、製品化につなげることが目標ですが、この経験を通じて量産化やお客様対応などの経験も積み、技術者としての幅を広げていきたいです。

Qあなたは、何を与えられる?

今まで獲得してきた知見を、
広く共有していきたいです

現在携わっている外装用トップコート剤を自動車外装用に展開できれば塗装工程を省エネルギー化でき、環境負荷を軽減することにつながります。このように、自身の仕事を通じて地球環境に貢献できたら嬉しく思います。また、今まで多くの人の力を借りながら開発を行い、知識やスキルを得てきましたが、今後はこれまで培ってきた経験や知見を社内に対して還元することで、これまで以上に周りの人たちの開発をサポートしていきたいと思っています。

仕事風景

スキルチャート:現在

成長は実感しながらも、常に学ぶことばかり
ワークライフバランスの良い環境には
満足しています

開発検討を進めていくと不足していると感じる知識やスキルが次々に出てくるため、日々勉強が必要です。また、異動して分野が変わるとイチから学ぶことも多く、知識が満点だと感じることはありません。働く環境としては、ワークライフバランスの取りやすい環境なので、平日に自炊したり、趣味の時間を取れたりと、充実した日々を過ごせています。

スキルチャート:現在

indexに戻る