artienceについて
1896年創業、24の国と地域で事業展開する化学メーカーです。

2024年1月、東洋インキSCホールディングスはartienceへ社名を変更しました
事業概要
色材、ポリマー、インキの3つの事業を展開。ファインケミカル領域で半分以上の利益を構成しています。

artienceの強み
生活に密着した製品群で独自のコア素材・技術を活かし高シェアを獲得しています。
世界シェアトップクラス
モビリティ関連
-
- EV向けリチウムイオン電池用
カーボンナノチューブ(CNT)分散体
エレクトロニクス関連
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- ディスプレイ用
カラーレジスト
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- モバイル機器用
機能性フィルム
日本シェア1位
包装関連
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- 包装用
インキ・
ラミネート接着剤
-
- 金属缶用
インキ・コーティング剤
※シェアは当社調べ
artienceの今後の成長を推進する事業
EV向けリチウムイオン電池用カーボンナノチューブ(CNT)分散体事業と包装関連材料事業のグローバル拡大に加え、感性に響く価値を提供することで、更なる成長を目指していきます。
EV向けリチウムイオン電池用CNT分散体事業

電池の高容量化、高出力、長寿命化に寄与し、EV(電気自動車)の航続距離伸長に貢献する導電助剤として事業を拡大しています。
売上目標として、2025年70億円、2026年150億円、2027年200億円、2028年400億円を掲げています。(2024年11月現在)
世界4極5拠点の生産体制をもつCNT分散体のトップメーカー

市場の成長性
- 脱炭素社会の実現に向けて世界中で自動車のEV化が進み、リチウムイオン電池の需要伸長が見込まれる
当社の強み
- 米国、欧州、中国、日本の世界4極5拠点生産体制を持つCNT分散体のトップメーカー
- 壊れやすいCNT繊維を一本一本にほぐすナノレベルの独自分散技術を保有
グローバル市場での包装関連材料事業

食品や日用品の包装にはグラビアインキ・接着剤・缶コーティング剤などさまざまな製品が使われており、当社は日本国内で高いシェアを誇ります。積極的に設備投資を行ったインド、東南アジアを中心に、グローバル市場での事業拡大を進めています。
当社重点エリアと人口増加率見通し(2030年予測 (2022年比))

市場の成長性
- 新興国を中心に、人口増加や経済成長に比例してパッケージ市場の拡大が見込まれる
- 環境に配慮したパッケージ材料のニーズが高まる
当社の強み
- 長年グローバルに構築してきた強固なネットワークとブランド力
- 世界各国の環境配慮ニーズに対応する多彩な製品ラインナップ
感性に響く価値の提供事例

「期待を超えるおいしさ」を提供してきたアサヒビール(株)と、人が驚く・感性に響く価値を提供していくartience。
一躍有名になった「生ジョッキ缶」には、アサヒビール社とともに共同開発した当社の「ビール泡立ち缶用塗料」が使われています。本来缶ビールでは NGである「開栓時に泡が出てしまう現象」を解明しコントロールした当社の技術と、新たな缶ビールづくりを目指すアサヒビール社の思いが重なり、新たな価値創造につながりました。
アサヒビール株式会社「生ジョッキ缶」用塗料を共同開発
従来の価値
- 内容物から缶を守る
- 缶の金属成分が内容物へ溶出し風味が変化することを防ぐ
新たな価値
- 缶内面に凹凸を形成し、泡立ちを最適化

中期経営計画について
経営計画artience2027/2030 “GROWTH”を推進し、企業変革と新たな価値創造を通じて成長していきます。
artience2027/2030 “GROWTH”

- 高収益既存事業群への変革と戦略的重点事業群の創出によって、事業ポートフォリオ変革を実現
- 2026年12月期ROE7.0%以上、2029年12月期ROE10.0%以上を達成することで、PBR向上を目指す
- 安定配当と利益成長に合わせた株主還元水準の向上を目指す