work社員インタビュー

interview

仕事で得られること

S.S

東洋ビジュアルソリューションズ株式会社
技術本部 表示材料技術1部 第1G
2017年入社
工学研究科 物質・化学系専攻

スキルチャート:入社当時

大学で学んだ無機化学は最初に配属されたグラビアインキとは分野が大きく違うため、知識もスキルもゼロから学ぶつもりでスタートしました。

スキルチャート:入社当時

Qartienceで得られたことは?

今までにない技術を獲得するという
挑戦の機会を得られました

カメラやヘッドマウントディスプレイの解像度向上をめざし、その部材であるイメージセンサーや有機ELディスプレイに使われるレジストインキの微細化・薄膜化に携わっています。また、海外の新規顧客とタイムリーに連絡・調整を行いながら、基礎研究からスケールアップ、輸出対応までの幅広い業務を経験しています。
これまで液晶ディスプレイ用レジストインキにおいて開発をリードしてきた当社ですが、現在開発しているイメージセンサーや有機ELディスプレイ分野は進化を続けていく新たな領域です。これらの解像度向上にはインキの微細・薄膜化が求められるのですが、それに伴い色材の調整や光反応剤の設計、さらには複雑な構造の半導体の上での塗膜や異物のナノレベルの制御が限界まで求められます。全く新しい課題や市場情報が出てくることもあるため、顧客との連携が不可欠で開発難易度も高いですが、新たな知見も得られるとてもやりがいのある業務です。

仕事風景

Qどうやって得たの?

グラビアインキの経験を生かして、
新しい知識の習得にも挑んでいます

入社5年目までは、身の回りにあるパッケージに使用されるグラビアインキの開発に携わり、インキの分散から印刷、ラミネート技術など、様々なスキル・知見を身につけました。国内シェアの高い製品を扱っていたため、責任の重大さを感じながらも、チーム一丸となって顧客ニーズに応える経験も積めました。
入社6年目には、イメージセンサー・ディスプレイ用レジストインキの開発に関わりたいと自ら希望し、現在の部門に異動しました。インキの分散という点では前の部門と共通する部分もありますが、レジストインキでは材料や最終製品にまで仕上げる機器も異なり、学ぶべきことばかりです。ただ、分野は異なりますがインキの設計や製品化に至るプロセスの学び方は共通しています。他部門との連携、原料・機器メーカーやお客様とのコミュニケーションを通じて課題を乗り越えてきた経験は今でも生きています。

Qartienceだから得られたことは?

研究室と企業の
「いいところどり」ができています

大学の研究室のような小ロットスケールでの開発だけでなく、量産時にはスケールアップ検討や顧客ラインテストなど、社内外の多くの人たちと関わる仕事ができるのは、artienceだから得られている経験だと思います。また、私のいる部門は半導体を扱うため当社の中でもクリーン度の高い環境で実験を行うことができます。
実験の進め方において個々の裁量が大きいこともartienceの魅力の1つだと感じています。周囲を巻き込みながら多くの人たちの協力を得てインキを設計し、提案したサンプルがお客様から良好な評価を頂けた時には、特に大きな達成感ややりがいを感じることができます。

仕事風景

Qこれから何を得たい?

将来の最先端カメラや
ディスプレイ向けの開発を実現し、
達成感を得たいです

現在開発中のイメージセンサー・有機ELディスプレイ用のレジストインキがお客様に採用され、最終的に製品化されることが現在の目標です。市場の成長も期待できる分野ですので、私の携わった製品によって半導体業界での当社のプレゼンス向上に貢献したいです。そのためには、お客様から現在の課題や今後求められることを多く正確にヒアリングし、自分自身も新しい知識を学びながら、開発や基礎研究を前進させていきたいです。数年先の最先端カメラやディスプレイへの搭載も見据え、より超微細・薄膜レジストインキの開発を実現したいと考えています。

Qあなたは、何を与えられる?

いつかは海外での経験を経て、
その知見を日本に還元したいです

将来的には海外で経験を積み、日本に戻ってきた際にはマネジメントにも挑戦したいと考えています。現在、私は海外のお客様とコラボレーションをしながら開発を行っており、出張先の現地の開発ラインを訪れたこともありますが、全く異なる開発規模や未知の分野に触れる機会が豊富にありました。
お客様に近い場所に身を置いて働くことで、業界の開発サイクルに合わせたスピード感や品質評価の厳しさを肌で感じ、日本側の開発にも還元できるような架け橋的な存在となりたいと思っています。また、現地にいるからこそ得られる市場動向やニーズをキャッチし新たな製品群の開発にもつなげたいですね。

仕事風景

スキルチャート:現在

まだまだ学ぶべきことばかり
それでも、たしかな成長は実感しています

仕事で求められる知識は入社当初と比べて向上しましたが、まだまだ勉強中です。その他、チームでの実験の段取りやお客様との開発のすり合わせ、他部門との協力連携などを通じて幅広いスキルが身についたことが充実感や向上心につながっています。

スキルチャート:現在

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