interview
仕事で得られること
A.S
東洋モートン株式会社
技術本部 技術部
プロセスソリューショングループ
2021年入社
応用化学専攻
スキルチャート：入社当時
大学院時代の研究とは異なる分野のため、知識・スキルともにゼロから学びました。入社当時はぼんやりと「海外で働いてみたい」という気持ちでしたが、今は「海外で働く」という明確な目標を持ち、仕事に取り組んでいます。
Qartienceで得られたことは？
自分の携わった製品が
国内外で流通するという
やりがいを得られています
お菓子の袋やレトルト食品のパウチなどの軟包装パッケージに使用されるラミネート接着剤の開発を行っています。複数のフィルムをラミネート接着剤で貼り合わせることで、パッケージに求められる性能（耐熱性やバリア性など）を満たしています。現在は海外のお客様に向け、CO2削減を目標にした製品開発および技術サポートを行っています。
ラミネート接着剤と一言で言っても、目的によって求められる物性は違います。また、同じ接着剤であっても、使用環境によって得られる結果が変わります。そのため、お客様が使用する塗工機でのハンドリング性や様々な使用環境を考慮した製品を開発する必要があり、幅広い視野が求められます。その中で、自分が携わった製品が国内外の市場で流通し、スーパーマーケットなどに陳列されている様子を見た時には大きな喜びを感じられます。
Qどうやって得たの？
他部門とも連携しながら、
関連する知識を身につけていきました
大学院ではバイオ系に近い研究をしていましたが、就職活動の際、当社がインキだけでなく、幅広い事業を有していることに魅力を感じ、入社を決めました。大学院時代の専門とは異なる分野である樹脂合成や包装業界の知識は入社後にゼロから学ぶ必要がありましたが、徐々に1人で対応できる仕事が増え、技術者としての成長を実感しています。
また、製品開発をする中で、解析技術研究所など他の部門と連携して、ラミネート接着剤とインキ間のメカニズム解明に取り組む機会があり、他部門とのつながりも得られました。入社してから数年という短い期間でも、様々な仕事を任されていることに驚きと喜びを感じています。
Qartienceだから得られたことは？
チームで目標を達成した時の喜びは、
artienceならではです
入社してから特にチームワークとコミュニケーションを大切にするようになりました。自身がメインで担当するテーマでも、1人で問題を抱え込むことはせず、日頃からこまめな報告や相談を意識しています。良い結果も問題点もすべて共有することで、先輩方や関係者からアドバイスを得ることができ、結果的にスムーズに仕事が進みます。
また、開発の過程では、チームや営業部とPDCAサイクルを回し、目標物性の達成をめざします。特に私が開発した新製品が、お客様の海外拠点での試作・テストを経て、目標物性をクリアーできた時には、今まで味わったことのない達成感を得ることができました。
Qこれから何を得たい？
知識を深め、いずれは
海外赴任という経験をすることが目標です
入社当初から海外に興味がありましたが、現在では海外のお客様向けの製品を担当し、海外出張も経験しています。これにより、海外赴任への興味が一段と高まりました。普段の業務でも海外とのやりとりが増え、英語で議論を行うことがあります。そのため、語学力の向上にも力をいれています。
現在の担当製品は接着剤ですが、最終的にパッケージになる際にはフィルムやインキなども関わってきます。お客様に良い提案ができるようになるために、接着剤だけでなくフィルム、インキなどのパッケージ全体に関する知識の習得にも取り組んでいます。
Qあなたは、何を与えられる？
お客様の『真』のニーズを
踏まえた製品開発により、
価値を提供していきたいです
海外出張でお客様の立ち会いをした際に、モノマーの飛散など作業環境が悪いということを実感しました。そこで、当社の無溶剤製品を展開することで、お客様で生産する際の作業環境の改善に貢献できると感じる場面もありました。この経験を通して、当社が提案できる価値は製品の性能だけではないということを実感しました。
今後は、パッケージ全体の生産プロセスを踏まえた製品を開発し、日本にとどまらず世界中に製品を展開していきたいです。
スキルチャート：現在
新たな知識・スキルを入社後に獲得
目標ができたことが向上心につながっています
樹脂合成などの技術知識や包装業界の知識を得ることができたほか、コミュニケーション力や調整能力などの対人スキルも伸ばせたと思います。海外赴任という明確な目標を持つことができたため、モチベーション高く、向上心を持って仕事に取り組めています。
